もしも投資がひとつの壮大な冒険だとしたら、オルカン(オール・カントリー)はその旅に欠かせない「地球儀」みたいなものだ。世界中の株式市場をぐるりと網羅するこの投資信託。
名前だけでも「大海原を行く船」のようなロマンを感じさせるけれど、実際にはもっと地に足のついた、堅実な道具だ。
今日は、このオルカンについて、できるだけわかりやすく、そしてちょっぴりユーモアを交えながら解説してみようと思う。
オルカンとは何か?
「オルカン」とは、投資信託の愛称で、「全世界株式インデックスファンド」のことを指す。
正式には「MSCI ACWI(All Country World Index)」というインデックスに連動するファンドだ。
なんだか地図帳の隅に載っていそうな名前だけれど、その実態はもっと実用的だ。
具体的な構成
- 世界の株式市場の約85%をカバー
- 投資対象は50か国以上、3000銘柄超
- 比率は、米国60%、先進国30%、新興国10%程度
簡単に言うと、世界中の株式市場にまんべんなく投資する「地球代表チーム」みたいな存在だ。
AppleやGoogle、トヨタ、中国のアリババなど、誰もが知る名だたる企業から、ちょっとローカルな企業まで網羅している。
オルカンの魅力:旅は多様性が面白い
分散投資の重要性については、多くの投資家が口をそろえる。
オルカンは、その分散投資を極限まで追求した「究極のファンド」とも言える。
地球規模の投資
オルカンは、アメリカ、日本、ヨーロッパといった先進国だけでなく、インドやブラジルなどの新興国にも投資している。
これにより、特定の国や地域の経済動向に左右されにくく、安定性が高い。
投資初心者にもやさしい
「どの株を買うべきかわからない」という初心者にも、オルカンはおすすめだ。
これ一本で世界中の主要な企業に投資できるから、煩雑なリサーチや選定が不要だ。
長期投資の相棒
世界経済は、長期的には成長を続けている。
その恩恵を、オルカンに投資することで自然と受け取れる。
まさに「ほったらかし投資」の代名詞だ。
オルカンとS&P500:どっちがいいの?
ここで出てくるのが、「S&P500とオルカン、どちらを選ぶべきか?」という永遠のテーマ。
たとえるなら、S&P500は「アメリカを一心に愛するタイプ」、オルカンは「世界全体を愛するタイプ」だ。
S&P500
- アメリカ株式市場に特化
- 米国企業の成長力に期待
オルカン
- 世界全体に分散投資
- 地域のバランスを重視
たとえば、「アメリカの成長に賭けたい!」と思うならS&P500を選ぶべきだし、「いや、地球全体にリスクを分散したい」という人にはオルカンが向いている。
オルカンの始め方
オルカンに投資するには、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)が便利だ。
代表的なオルカンファンド
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
低コストで運用できる人気商品。
名前に「Slim」がついているだけあって、管理費用もスリム。 - 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
楽天証券を使うなら、これも一考の価値あり。
楽天ポイントで投資できるのも魅力だ。
参考リンク
オルカンのリスクとその克服法
もちろん、オルカンにもデメリットはある。
高コストには注意
S&P500と比べると、新興国も含むため信託報酬(手数料)が少し高めだ。
成長の遅さ
全世界株式に分散しているため、米国株だけを持つ場合と比べて成長スピードはやや遅め。
ただし、これらのリスクも長期投資を心がけることで軽減できる。
「急がば回れ」と言うように、じっくりと投資を続けることが肝心だ。
オルカンとFIREの相性
オルカンは、FIRE(経済的自立と早期退職)を目指す人にとって、強力な味方だ。
シミュレーション
たとえば、毎月5万円を20年間オルカンに積み立てた場合、年利5%で運用すれば約2000万円以上になる計算だ。これを節約生活と組み合わせれば、FIREも現実味を帯びてくる。
まとめ:地球を味方にする投資
オルカンは、世界全体を味方にする壮大な投資手法だ。
その分散力と安定性は、初心者からベテランまで、多くの投資家に支持されている。
FIREを目指す冒険の旅路で、オルカンという「地球儀」を携えてみてはどうだろうか?
それは、リスクを最小限に抑えつつ、未来の自由を築くための最良の選択肢かもしれない。